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5歳以上11歳以下の子どもの新型コロナワクチンがはじまります。
横浜市からのお知らせでは3月4日から接種券を発送するそうです。
ワクチン接種、どうしたら良いのかなあと迷っている方も多いと思います。
今まで大人が主体の感染症ということ、子どもは重症化するケースが稀であること、副反応がつらいこと という観点から子どもが無理して接種する必要はないと思って当院でのワクチン接種は行っておりませんでした。しかしやはり心配だから接種したいと思われている方もいらっしゃると思います。今回5歳以上から11歳以下の方が対象になるので、接種したい方には協力させていただこうと思い接種に向けて計画をしております。
今まで大人が感染して家庭内に広がってしまうケースがほとんどでしたが、最近のオミクロン株の流行により子どもがもらってきてしまうケースが増えてきました。但し私が診察させていただいた方達は軽症で2.3日ですぐ回復します。2.3日でよくなるとはいえ、熱でつらいのは嫌ですし、その後の長い療養期間、お仕事、登校登園できない期間が長いのはとてもつらいと思います。
でも‥ ワクチン接種による副反応はもっと心配、だと思います。正直長期的な副作用については分かりません。ただ短期的に見ても翌日熱が出たり頭痛、倦怠感など副反応がつらかったですよね。私自身も副反応はつらかったので、あえて子ども達にこんなつらい思いをさせたくないなあとは思います。ただ副反応の頻度は子どもだから特に多いということはなさそうです。しかし実際接種してみなければ分かりませんよね。
では、どういう方がすることがお勧めか‥ まず呼吸障害などの持病を持っているお子さん、血液疾患などで免疫力が落ちているお子さんなど基礎疾患のある方、そしてそのご兄弟は接種をした方が良いでしょう。また持病を持っている方やご高齢の方と同居しているお子さんも接種した方が良いかもしれません。
ではその他のかたは‥ ご本人とよく相談してください。子ども達は感染の拡大により自由な学校生活ができずとても我慢をしています。かかりたくないから接種したい、みんなで予防して早く以前のように給食を楽しく食べたり、いろいろな行事を楽しみたい。と思っている子もたくさんいると思います。接種後副反応でつらくなるのは子ども達自身ですのでよく相談して接種を検討してください。
3月末頃から接種開始を予定しております。詳細が決まりましたらお知らせいたします。
今から接種についてどうするのか、お子さんとゆっくり相談していただければと思います。
何かご不明な点、ご心配なことがありましたらいつでもご相談ください。
2022年2月12日
新型コロナ感染はその後も拡大を続けております。印象としては小学校での広がりが止まらないようです。
当院でも検査キットが足りず、皆さんに持参していただいた検査キットで診断させていただくことも多くありました。ご協力本当にありがとうございました。皆さんのご協力のおかげでコロナの診療を止めることがなくできました。
幸い先日やっと検査キットの入荷がありしばらくはご持参いただかなくてもきちんと検査ができそうです。
ご自宅で検査して陽性に出ている方もいらっしゃいますが、自宅で陰性でも当院での検査で陽性に出ることも多くあります。鼻の奥までなかなか綿棒を入れられないと思いますので、受診していただければ検査いたしますので無理せず受診してくださいね。
ご自宅での検査で陽性になった時、6歳以上49歳以下であればご自身で手続きをして「自主療養」という形を取っていただくこともできますが、ご心配なことも多いと思いますので陽性になった検査キットを持って受診していただければと思います。
2022年2月12日
すっかり投稿が途絶えておりました‥
秋頃から新型コロナの陽性者が激減し、このまま終息を期待しておりましたがやはりそんなに甘くなかったですね。年末からオミクロン株の話題が世間を騒がせ、そして先週くらいから感染急増を身にしみて感じるようになりました。
今までの感染は大人が中心でしたので、どこか他人事のように感じておりました。しかし今回の第6波は子どもが中心に変わってきています。先週から当院でも陽性者がかなり増えております。
症状はというと、今まででしたらインフルエンザを疑いたくなるような高熱、ぐったり気味の方が陽性になるケースが多いです。多くの方は学校、保育園、習い事、家族など身近な方に感染者がいますが、全くの経路不明の方でも高熱の方は陽性に出ることもあります。ただ、幸い2日間くらいの発熱でその後元気になっているようです。また、感染力が強いようで家庭内感染を起こすことが多そうです。
今回のオミクロン株は軽症といわれておりますが、私が診させていただいた限りでも今の所は重症になって入院というようなケースはありません。ただ、重症化率が低くても感染者数が多ければ絶対的な数として重症者が増えてしまうことになります。また軽症ですぐに回復しても療養期間が長いため、小さいお子さんを抱えるご家族のストレスは非常に大きいものと思われます。
こんなに感染者数が増えてくると気をつけようがなくなりますが、とりあえず今までしていた感染対策をしっかりしていただき、よく寝てバランスよく食べて、換気の良い外で体を動かし、よく笑いながら生活し免疫力を高めること、残念ながらそのくらいしかできることはないと思います。
当院では感染対策として、今まで以上に院内が密にならないように予約システムの順番を厳守しての受診をお願いしております。また予防接種の方、肌トラブルなど風邪症状のない方は別室にご案内するなどの配慮をさせていただいておりますので安心して受診してください。
また、身近に新型コロナ感染者がいるかどうかについても予約時の簡易問診で把握できるようにさせていただき、あらかじめ電話にて来院方法を指定させていただいております。
そしてスタッフは全員1月半ばに3回目の予防接種も済ませました。
検査キットも足りないなど、十分な診療がいつまでできるのか不安はつきませんが、皆さんと一緒に乗り越えていきたいと思っております。ご心配なことがあればいつでもご相談ください。
2022年1月29日
新型コロナ感染者数も落ち着いてきてほっとしましたね。でもすぐに開放的な生活ができるわけではなく、ストレスの大きい生活はまだまだ続きそうですね。
新たな感染症が騒がれている時は日本の予防接種も積極的に進むことが多いようです。以前の新型インフルエンザの時にワクチンの同時接種(今では当たり前になりましたが)がはじまり、定期接種も大きく進みました。
今回は長らく勧奨接種差し控えになっていた子宮頸がんワクチン(ヒトパピロマウィルスワクチン)の接種勧奨が再開されそうです。
子宮頸がんはヒトパピロマウィルス(HPV)の感染によって発症するがんです。感染した人が皆発症するわけではありませんが、一部の人で持続感染すると子宮頸がんへ移行してしまいます。日本では毎年1.1万人の女性がかかり毎年2800人の女性が亡くなっています。比較的若い女性が罹患しやすいため、命は落とさなくても子宮を摘出して子どもが産めなくなったり、また早期に見つかっても子宮の一部を切り取ることで流産しやすくなったりすることもあります。
ヒトパピロマウィルスはいくつかの種類があり子宮頸がんの原因となるタイプも少なくとも15種類あります。現在定期接種で使用できる2価の子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)であるサーバリックスと、4価のHPVワクチンのガーダシルはこの中でも特に発症の原因となりやすい16.18型を予防できます。現在新しく9価のワクチン(シルガード9)も接種できるようになりさらに多くの型を予防できるようになりましたが、まだ任意接種で定期接種の対象にはなっておりません。
HPVワクチン接種後の副反応が大きく報道され心配な方も多いと思います。今まで長い時間をかけて検証を重ねた結果、報道されていた心身の不調はHPVワクチンとは関係なく、思春期特有の心身症状と考えられるようになってきました。
定期接種の対象は小学校6年生から高校1年生までになります。いろいろな情報を収集して正しく判断していただき、納得して接種を考えていただければと思います。もし不安はことなどありましたら診察の中でもご相談させていただきますので、お気軽にお声をかけてください。
2021年10月5日
日々感染者数が増えていき、今後どうなるのか不安な毎日ですね。ワクチンの対象が12歳以上に拡大され接種券も手元に届き「どうしよう」と思っていらっしゃる方も多いと思います。そこで現在においての私個人の考えをお伝えさせていただきます。
現段階ではこどもの感染者は同居家族を主とした大人からの感染がほとんどという状況は変わっておりません。また感染しても「子どもは無症状でした。」「微熱があったけどすぐに下がりました。」というように無症状からごく軽症がほとんどです。一方ワクチンの副反応はかなり強く、発熱、倦怠感、腕の痛みなどの症状が8割以上の確率で出ています。部活の遠征など遠出することが多い方は別ですが、学校と近所のスーパー、塾、習い事など限られた範囲で生活をしている子どもに副反応強いワクチンを接種するのはお勧めしたくないな、と思います。かなり効果はありそうですが、現在のところ罹患しても軽症で済む可能性が高いですし、無理して接種は必要ないのではないかと思っております。ただし、周囲の大人はしっかり接種して(副反応もしっかり受け入れて)子ども達を守っていただきたいと思います。
現在いろいろな変異株も出てきておりますし、今後子どもが感染の中心に変わっていく可能性もないとは言い切れません。重症化するお子さんが増えてくるかもしれません(そうならないことを祈っておりますが)。その時には副反応も受け入れていただき、接種をお勧めすることになるかもしれません。ただ現段階では急いで接種する必要はないのかあと考え、当院での接種は計画しておりません。今後の動向を見守りたいと思います。 あくまでも私個人の意見です。
2021年8月12日